ターミナル
ターミナルというのは、文字で書かれた命令(コマンド)を入力して、コンピューターに何かを実行してもらうための特別な画面のことです。
ここでは難しいコマンドの詳しい説明はせず、皆さんがこれから学習していく中で使う可能性のあるターミナル環境を紹介します。
コマンドとはなにか?
コマンドとは、コンピューターに「これをやってね」とお願いするための指示のことです。
例えば、「ファイルをコピーして」とか「フォルダを作って」といったことを、文字で入力して伝えます。
普段はマウスやタッチパネルで操作することが多いですが、コマンドを使うと、もっと細かい操作や自動化ができるようになります。
ちょっと難しそうに見えるかもしれませんが、慣れるととても便利です.
コマンドプロンプトと PowerShell
Windows には、コマンドを入力して実行するための「コマンドプロンプト」と「PowerShell」という2つのツールがあります。
コマンドプロンプト
コマンドプロンプトは、Windows に昔からあるツールです。
黒い画面に文字を入力して操作します。例えば、ファイルを移動したり、フォルダを作ったりすることができます。
コマンドプロンプトを使うには、Windows の検索バーに cmd
と入力してみてください。すぐに開くことができます。
PowerShell
PowerShell は、コマンドプロンプトよりも新しいツールです。
見た目はコマンドプロンプトと似ていますが、もっとたくさんのことができるようになっています。
例えば、複雑な作業を自動化したり、他のアプリと連携したりすることが得意です。
PowerShell を使うには、Windows の検索バーに powershell
と入力してみてください。すぐに開くことができます。
もし「PowerShell」と「コマンドプロンプト」のどちらを使うべきか迷ったら、PowerShell を試してみると良いでしょう。
ただし、簡単な操作ならどちらを使っても大丈夫です。
Windows ターミナル
コマンドプロンプトや PowerShell をもっと便利に使えるようにしたのが「Windows ターミナル」です。
Windows ターミナルは、Microsoft が提供している無料のアプリで、複数のコマンドプロンプトや PowerShell を1つの画面で使うことができます。
Windows Terminal - Windows に無料でダウンロードしてインストールする | Microsoft Store
Windows ターミナルは、デフォルトでは PowerShell が開きますが、コマンドプロンプトを使いたい場合は PowerShell で cmd
と入力するか以下のようにコマンドプロンプトのタブを新たに開くことができます。
Visual Studio Code のターミナル
Visual Studio Code などのプログラミング用のアプリにも、ターミナルが付いています。
これを使うと、プログラムを作りながらコマンドを実行することができます。
例えば、ファイルを作ったり、プログラムを動かしたりするのに便利です。
他のアプリでも似たようなターミナル機能があるので、ぜひ試してみてください.