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Git の基礎

まず、Git を使う上において気をつけたいのは「すべて使いこなせるようにしようとしない」ということです。

Git のコマンドは大量にあり、現在も Git は新バージョンがリリースされ続けています。
「Git チートシート」のような資料は日本語・英語に関わらず大量に見つけられると思います。

ベテランですら複雑なことをしようとすれば都度検索しますし、コマンドラインでの AI アシストが使われているのも、多くの人はコマンドを全て使いこなせているわけではないことを物語っています。

Git はソースコードを管理する

Git は VCS (Version Control System)SCM (Source Code/Control Management) のためのツールと説明されます。

VCS, SCM は「バージョン」、「ソースコード」など厳密には管理対象が異なるものですが、どちらもソースコードの変更履歴(つまりバージョン)を管理するものだと思っておいて問題ありません。

なぜ変更履歴を管理する必要があるか?

ソフトウェア開発では、コードが頻繁に変更されます。新しい機能を追加したり、バグを修正したりするたびに、コードが書き換えられていきます。
その中で、以下のような理由から変更履歴を管理することが重要になります。

  1. 過去の状態に戻れる
    もし新しい変更が問題を引き起こした場合でも、変更履歴を管理していれば、以前の正しい状態に簡単に戻すことができます。これにより、安心してコードを変更できます。

  2. 誰が何を変更したかがわかる
    チームで開発をしている場合、誰がどの部分を変更したのかを把握することができます。これにより、問題が発生したときに原因を特定しやすくなります。

  3. 複数人での作業がしやすくなる
    チームメンバーが同時に作業しても、変更履歴を管理していれば、誰かの作業が上書きされる心配がありません。Git は変更を統合する仕組みを持っているため、効率的に共同作業ができます。

  4. 進捗や変更の記録が残る
    どのようにプロジェクトが進んできたのかを振り返ることができます。これにより、プロジェクトの進行状況を把握したり、過去の決定を確認したりすることができます。

変更履歴を管理することで、開発の効率が上がり、トラブルが起きたときにも迅速に対応できるようになります。Git はそのための強力なツールなのです。

Git の基礎から内部までを知る

以下の各社の新人研修資料は、対象が新人ということもあり非常に噛み砕いて説明されています。
Git の基本的な用語を知るためにも資料の一部だけでも見ておくとよいかもしれません。

MIXI 社の新人研修資料は Git の基礎から内部までを知るのにピッタリの資料です。

ニフティ社も Git の研修資料を出してくれています。


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    • 「Git 新人」
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    • 「Git vcs scm」