メインコンテンツまでスキップ

Meta Quest 3 を Mixed Reality Link で Windows 11 と接続する

Meta Quest の v72 から Windows 11 の Mixed Reality Link アプリと連動して、簡単にリモートデスクトップができるようになっています。

それまでは、Meta の Quest Link(Air Link)Remote Desktopを使ったり、Virtual DesktopImmersed のようなアプリを使ってリモートデスクトップを実現する必要がありました。

手順

Mixed Reality Link アプリは Preview 版のためか、ストアから検索してもすぐには出てこないので、上記のページから開くのがおすすめです。 alt text

うまくいかない場合

上記の手順があるのですが、私の環境では最後のペアリングで QR コードを読んでも反応しないという状況になりました。

以下の実施例を視ると、どうやら、Quest の他のリモートデスクトップ用のアプリを別途インストールしているようです。

ダウンロードページからは OculusSetup.exe というアプリがダウンロードされますが、Oculus は Meta Quest に改名される前の名前なので問題ありません。

ダウンロードし、Meta Quest Link の設定と、私の場合は Air Link の設定も終わると、問題なく Meta Quest Link 経由でのリモートデスクトップができました。

シンプルにする

一度 Meta Quest Link でのリモートデスクトップを終了し、改めて Mixed Reqlity Link 経由での手順に戻り、QR コードを読む部分まで行くと「シンプルにする」という新しいボタンが出てきました。

ここで「シンプルにする」をクリックすると、同じように QR コードを読むステップになるのですが、何度かやっていると接続が完了しました。(一度ではうまくいきませんでした。。)

Remote Desktop on Meta Quest の方は試していませんが、Meta Quest Link の Windows アプリは、接続時に起動しておく必要があるようで、そう考えると、このアプリはインストールしておく必要がありそうです。

実際、一度成功した後も、Meta Quest Link のアプリを Windows 上で起動しておかないと、Quest 3 で接続した時の「Windows の方で Enter を押す」操作が実施できませんでした。

Windows 側でアプリを開いていると、以下のようなダイアログが出てきます。

alt text

キーボードについて

私は以前 Immersed を利用していたので、「キーボードやマウスの部分を切り抜く」という操作によって、パススルー表示で無い場合にも、物理キーボードとマウスを確認できるようにしていました。

Mixed Reality Link との連携においてはどのような方法が取れるかというと、Quest 3 側にキーボードトラッキングの機能があります。

実は、私の環境ではキーボードの枠までは認識しているものの、そこだけパススルー表示にならない状態です。(セパレートタイプのキーボードを使っているからかもしれません)

もし、キーボードが認識されない場合には、面倒ですが、ヘッドセットの左右のどちらかをダブルタップしてパススルーと没入モードを切り替えながらやるといいかもしれません。

作業環境として

私は解像度を 1.75x にして利用しています。また、シアタービューにした上でさらにウィンドウの幅も大きくしており、通常使っている 32インチのモニターと同じぐらいにしています。

文字のぼやけもほぼありませんし、カーブもさせることができますし、3枚まではウィンドウを増やせるので使い勝手は悪くありません。